指導方針︎┊︎Instructional Policy

人対人のお仕事だからこそ、まずは正直にお伝えさせてください。 

 教え教わる関係だからといって、必ずしも教える立場であるこちら側の言動がいつも正しいとは限りません。音楽的な知識を正しくお伝えできても、ときには思うようにうまく相手に伝わらなかったり、今までもこれからもいろんな紆余曲折があります。
ですが、それも含めて人と人のコミュニケーション。教わる皆さまだけではなく、教える私もお互いに成長し合える点がこのお仕事の大きな魅力のひとつだと考えています。 

そして何より、弾きたい曲が弾けるようになったときの生徒の皆さまの喜ぶ顔、私にとってもこの上ない喜びです。 
そのために、生徒の皆さまそれぞれの個性を理解して尊重する姿勢を忘れてはならないと考えています。個性や持ち味というのは、言うまでもなく一人ひとり違いますよね。音楽も同じで、その個性の数だけ音色や弾き方も違ってきます。例えば「この生徒さまは、メリハリのある音づかいが得意だな」と分かれば、そこを伸ばしていけるような指導に力を入れていくこともあります。 逆に「この生徒さまはもしかすると、楽譜にはこう指示があるけど、弾きづらいのかもしれないな」と分かれば、その生徒さまが弾きやすいように私がアレンジをさせて頂くこともあります。

楽譜に書いてあることが必ずしも正解ではなく、必要に応じてそれぞれ生徒さまに合ったアレンジを正解にしていくイメージです。
 「できない」を「できる」に変換しながら、「できる」を「もっとできる」に進化させながら、何よりも心を込めて弾けることを目標に、あなたしかなれないピアノ奏者を目指していきましょう。

そのために、わたしは生徒の皆さま一人ひとりの心に「寄り添うこと」をお約束します。